メタモデル
脳は、情報を取り入れる際やコミュニケーションを行う際に、情報の歪曲、一般化、削除をおこなっています。これら変更が加えられた情報に対して、メタモデル言語パターンの質問をなげかける事で、より正確な情報を得る事ができます。メタモデルは主に以下の12パターンに分けられます。
1、読心術
相手の気持ちや考えを決めつける事。
例「おまえはこう考えているに違いない」
質問例「どのようにしてそれが分かるんですか?」
2、行為者消失
判断が誰によって行われたかの情報が書けている事。
例「あれは、良くない」
質問例「その判断は誰によるものですか?」
3、因果関係
自分自身の状態や行動の原因が他の人や何かにあると主張する事。
例「〜のせいで〜が起こった」
質問例「〜が、どのように〜に関係するのですか?」
4、等価の複合観念
何かと何かが同じだと主張する事。
例「〜が起こったと言う事は、〜も起こるに違いない」
質問例「〜が起こるときは、つねに〜が起こるのですか?」
5、前提
何かの存在を、本当かどうか確認しないままに、あると決めつけること。
例「〜は、存在する」
質問例「あなたにとって、〜とは何を意味しますか」
6、普遍的数量詞
全て、絶対ない、必ず、など、例外なくすべて含まれると主張する事。
例「あなたのやることは全てうまく行かない」
質問例「本当に全てですか?」
7、叙法助動詞
・可能性の叙法助動詞と、必要性の叙法助動詞が存在する。
例「それはぜったいにできないのです」
質問例「もしそれをしたら何が起こりますか?」
・必要性の叙法助動詞:〜しなければならない、などの言葉によって表現される
例「それはぜったいしなければならないのです」
質問例「もしそれをしなければ何が起こりますか?」
8、名詞化
起こった出来事がまるで物のように語られている事。愛、人生、決断など。
例「〜がうまくいかない」
質問例「どのように〜しているのですか?」
9、不特定の動詞
誰かの行動について、曖昧すぎて具体的に何が起こったのかはっきり分からない動詞。
例「私は、〜しています」
質問例「具体的にどのように〜したのですか?」
10、単純な省略
コミュニケーションから、単純に何かが抜け落ちている。
例「私はできない」
質問例「それは、何についてですか?」
11、不特定の参照インデックス
人やものを具体的に特定していない名詞。
例「彼らはおかしい」
質問例「具体的に誰の事ですか?」
12、比較対象の省略
比較対象が省略されている文章。
例「もっとがんばらなければならない」
質問例「それは、何と比べてですか?」