悲しみの感情を手放せない本当の理由「NLPで人生を変える方法」華菜子編 第2話
【 はじめての方は「NLPで人生を変える方法~華菜子編~第1話」よりご覧ください。】
父への悲しみが手放せなかった13年間
国際NLPを学び始めたのが、父を亡くしてから13年くらい経った頃だったでしょうか。
長い時間が経っていたにもかかわらず、父親のことを思い出すたびに尋常じゃない泣き方をしていました。
まるで、昨日亡くなったかのような大きな悲しみが、13年経ったその時でもまだ感じていたんです。
それは自分にとってすごく苦しいことでした。
でも正直に言うと、「自分はまだ父親を忘れていなんだ」と、奇妙な喜びも感じていたんです。
「悲しみを手放さないことが父親への愛情なんだ」と、そんな風に思っていたんでしょう。
亡くなった後も、父親に精神的に依存していたんだと思います。
私は子どもの頃から父親に守られて育ちましたし、どこか父親を崇拝しているようなところがありました。
心の支えだった父親がいなくなったこと。
そして父親が亡くなったあとに裕福な暮らしから一転、貧乏になったこと。
これらの出来事から「自分には力がない」という信念が生まれ、自分の自信のなさや、依存にもつながっていたんじゃないかなと思います。
―このような状況でどのように、自分自身のパワーを取り戻しますか?