NLPで人生を変える方法~MASA編~第4話
【 はじめての方は「NLPで人生を変える方法~MASA編~第1話」よりご覧ください。】
ターニングポイント②:持ち続けていた疑問に終止符を打つ
また、受講中にもう一つ大きな転機があって、それは疑問を感じつつも所属していた宗教団体を辞めたことでした。
もともと宗教に入ったきっかけは、家の近所にそのような団体があったこと。
何度か話を聞いているうちに、これは本当なのだとどんどん信じるようになっていきました。
両親には「価値観が狭い世界に今からはいることはない」と猛反対されましたが、反対されればされるほど、逆に「自分は正しいことをしているんだ」と強く思い込んでいき、結局、中学生の時に入信を決めました。
ところがそんな風にしてその団体で活動を熱心に続けていくうちに、自分自身の中でも最初は正しいと信じていたものの中に疑問を感じるようになっていきました。
例えば、この教義を信じる人は救われるというような教えがあったので、同じ団体に入っている人とそうでない人かどうかで、人を裁いていたように思います。
表面的には仲良くしていても、教義の教えによって「この人は救われない」と心の中では思っていたり、仲の良い人といても、「この人が救われるには教義のことを伝えなければいけないけど、伝えたら変に思われそうで嫌だな」と考えて、伝えられなかったことにまた罪悪感を感じたり。
また、教義の中に、論理的に考えると明らかに矛盾した部分がある、とも思うようになっていきました。
今思うと、様々な葛藤に捉われていました。
とはいえ、私はその団体に長く所属し、役員の一人にもなっていたこともあり、
なかなか辞めることができずにいました。
NLPを通じて、自分の疑問と向き合えるようになった
自分の根底に「辞めたい」という思いはずっとあったと思うのですが、NLPコースを通じ、
「自分の心をごまかし続けることはもうやめよう」
と思うようになっていきました。
それと同時に、社会や人、自分自身が何によってコントロールされているのか、より客観的に見ることができるようになっていきました。
その団体も外側から俯瞰してみると、意図的かどうかはわかりませんが、過剰な罪悪感が植えつけられ、それを通じて人々がコントロールされていることが見えてしまったのです。
そのとき、「この世界はもういいかな」と自然と思えるようになりました。
もっと自由な世界があるということを、アティーシャはコースの中で教えてくれていたように思います。
実際に今、「限られた世界」から出たことで、すごく自由が得られたように感じています。
まず、毎週1回その団体へ通う義務がなくなったので、時間的な余裕が増えました。人間関係で余計な罪悪感にとらわれなくなりましたし、精神的にもより自由になりました。
―あなたには、他にどんな選択肢がありますか?