【NLPコラム】すべては現実の「イメージ」次第!問題を創り出しているのは誰?
こんにちは!NLPインスパイアーです。
3月も中旬になり、春らしい陽気となってきましたね。
前回、集中力を高める方法として、意識と無意識がもつパワーについてお伝えしました。
▶前回コラムはこちら:「【NLPコラム】②無意識の使い方 集中力を高める方法」
今回は、無意識の領域であるイメージがもつパワーについて、2回に分けてお伝えしていきます。
■目次:
1.イメージ(内界の表象)が持つパワー
2.NLPコミュニケーションモデル
3.誰が「問題」を創り出しているのか?
┃1.イメージ(内界の表象)が持つパワーについて
よく、プロのスポーツ選手が試合前にイヤホンをしながら目をつむり、まさに“集中モード”に入っている姿を見たことはあるでしょうか?
もしくは「イメトレ(イメージトレーニング)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。私たちの行動を司るのは、97%の無意識だという話を以前ご紹介しました。
▶前回コラムはこちら:「【NLPコラム】②無意識の使い方 集中力を高める方法」
無意識のパワーのひとつとして、「イメージに反応する」という特徴があります。
この“イメージに反応する”ということについて、ご説明していきます。
私たちは何かを経験するとき、五感の知覚(視覚、聴覚、身体感覚、嗅覚、味覚)を通して外の世界の情報を受け取っています。
そして外の世界を理解するとき、私たちはその五感の情報に、自分の思考や感情、記憶、信念や価値観等をもとに、自分なりの解釈で意味づけを行い、脳内でその情報を再現します。
この脳内で再現される世界を、私たちは「現実」(=内界の表象)として認識しているのです。
そしてこの内界の表象には、自分なりの色付けがされた五感のイメージが再現され、そのイメージに私たちは心の状態(ステート)が影響し、さらには生理反応として態度や行動にも影響するのです。
┃2.どのように現実を創り出しているのか?
「NLPコミュニケーションモデル」について
これは、「NLPコミュニケーションモデル」という図式で説明することができます。
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例えば、あなたに「人前で緊張する」という思い込みがあるとして、10名の前でプレゼン発表をする機会がありました。
この時に、10名が“多い”と意味付けるなら、実際に10名の前に立った時、頭の中で再現されるその10名は実際よりも多く見えるかもしれません。
もしくは自分を見る彼らの表情が暗く見えたり、彼らの話し声も、自分の誹謗中傷がステレオで聞こえてくるかもしれません。
そうすると、心の状態(ステート)は“緊張”状態となり、“失敗したらどうしよう”“バカにされたらどうしよう”と不安な気持ちになり、胸が締め付けられる感覚も感じるでしょう。
次に起こるのは、そのステートから引き出される生理反応として、
「声が震える」「手汗をかく」「猫背になる」等、体の反応が現れ、それがあなたの態度・行動としてアウトプットされるのです。
ここで大切なのは、私たちは実際には外の世界に反応しているのではなく、自分の内側で作り出した「現実」(=内界の表象)に心も体も反応するということです。
冒頭にお話しした、よくプロの選手が行っている「イメージトレーニング」は、この頭の中の「現実」(=内界の表象)を自分が望ましいように創り上げている作業だといえます。
内界の表象で、成功イメージがうまく描けると、それによって心の状態もそのイメージに合ったものになり、生理反応として体の動きもよりスムーズに動かせるということです。
┃3.誰が問題を創り出しているのか?
これは、普段の日常生活にも当てはめることができます。
もし仮に、仕事の人間関係で悩んでいるとして、悩ませている相手が頭から離れず、
1日中イライラしている・・・こんなことはないでしょうか?
常に目の前に相手が存在しているわけでもないのに、自分を悩ませる。
多くの人は、相手に対して怒りをぶつけたくなるものです。
「目の前から消えてほしい…」なんて。
これは本当の問題解決になるでしょうか?
なぜなら、実際に相手が離れたとしても、おそらくあなたの頭の中には、未解決の相手像(内界の表象)が居座り続けるからです。
-過去と他人は変えられない。
私たちがコントロールできるのは、自分自身だけです。
本当の問題解決力とは、
自分自身を見つめ続ける勇気。
自分の感情の責任を取り続けること。
内界の表象(頭の中の現実)を変えたり、そもそも内界の表象を創り出している自分自身の信念(思い込み)や感情を癒すこと。これら自分自身の取り扱い方がNLPにはあります。
他の誰かや環境のせいにしたままでいると、いつまでたっても、周りに振り回される人生を送ることになります。
問題解決の手綱を自分自身に取り戻すと同時に、あなた自身のパワーや可能性に目が向けられるようになるでしょう。
次回は、そのNLPスキルのひとつであり、内界の表象を扱う「サブモダリティ」についてご紹介していきます。
▶前回コラムはこちら:「“繰り返し”をうまく利用しよう!NLPスキル「アンカリング」とは?」
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